メモログ

考えているコト、作ったモノ、書いたモノなどをゆるく書きとめる

宮大工棟梁・西岡常一「口伝」の重み


「知識はもっとかなあかん。だけど知識人になるな」

西岡常一氏の言葉です。
考え方や見方などの知識は必要だけれども、それに縛られたり、自分が得た知識を絶対だという考えを持ったらいけないという戒めと理解しています。

いったんは頭にたたき込んで知り、そして、知った後は捨ててしまえと。(宮大工棟梁・西岡常一「口伝」の重み(P.222))
歳を重ねるごとに、氏の言葉の重みが増すように感じております。

憤を発しては食も忘れ、道を楽しんでは憂も忘れ、やがて老いのやってくることにも気づかない。

そんな人生を送りたいものです。